イラクは、ホルムズ海峡の封鎖により同国の石油輸出が停止されたことを受け、原油生産量の削減を発表した。イラク当局者によると、同国はルマイラ油田(日量140万バレル生産)から日量70万バレル、西クルナ2油田から同46万バレル、マイサン油田から同32万5千バレルの生産を削減した(ロイター通信、2026年4月3日付)。国営メディアによれば、イラク石油省は原油生産量の削減が国内製油所の操業に影響を与えないと表明した。
この決定は、同地域における継続的な軍事活動とホルムズ海峡封鎖に伴う輸出業務の混乱を受け、油田内の貯蔵レベルが上昇しタンクが容量限界に達したためである。ホルムズ海峡は、イランが5隻の船舶を攻撃した後も4日目にわたり閉鎖されたままであり、世界の石油・LNG供給量の約20%を輸送する主要航路が遮断されている。
米国とイスラエルによるイランとの戦争は中東からのエネルギー輸出を停止させており、イランが船舶やエネルギーインフラを攻撃したことで、カタールからイラクに至るまで生産停止を余儀なくされている。
イラクはOPEC第2位の産油国であり、当社データ(Enerdata Global Energy Research)によれば、2024年の生産量は日量280万バレルである。
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