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クイーンズランド州水力発電、2GWボルンバ水力発電プロジェクトを推進(オーストラリア)

クイーンズランド州政府調整官事務所(OCG)は、2GWのBorumba揚水発電プロジェクトを、調整プロジェクトの基準を満たしているとして承認した。この決定により、開発事業者である国営水力発電会社クイーンズランド・ハイドロ社は、プロジェクトの環境影響評価(EIS)を開始できる。

クイーンズランド州サンシャインコーストの西、インビルに位置する142億豪ドル(90億米ドル)のボルンバ・プロジェクトは、既存のボルンバ・ダムに代わる新しいダムの建設と、ボルンバ湖の貯水容量を46ギガリットルから224ギガリットルに引き上げるものである。このプロジェクトは、計画の成功と環境認可が下りた場合、2030年の初発電を目指している。

2023年、クイーンズランド州はエネルギー法案2023の草案を発表し、発電における再生可能エネルギーの目標を2030年までに50%、2032年までに70%、2035年までに80%と設定した。同州は、2050年までにネットゼロ排出を達成することを目指している。