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ブラジル、国営石油会社「ペトロブラス」の民営化を検討

ブラジル大統領は、国営石油会社Petrobrasの民営化を検討しています。ペトロブラスの50.3%を保有する政府は、福祉事業の資金調達のために支配権の一部を売却する可能性があります。ペトロブラスは2019年に、燃料販売子会社のBR Distribuidora(現Vibra)を売却しました。また、ブラジル法務省との反トラスト取引の一環として、ブラジルの2.1mb/dの精製能力の半分を占める13の所有する製油所のうち、4つの製油所の売却を余儀なくされています。

 

ブラジル国営石油・ガス会社のペトロブラスは、2020年の年間生産量で記録を更新しました。ペトロブラスの石油・ガス生産量は、2020年に2.5%増の2.84mboe/dとなりました。ブラジルの原油生産量は5%増の2.28mb/dで、プレソルト層の生産量が45%急増(1.6mb/dに増加)したことが拍車をかけました。プレソルト層の生産量は、2020年のペトロブラス社の総生産量の66%を占めました。これまでの記録は2015年に発生した2.79Mboe/d、2.23mb/dの原油でした。