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ドラックス社、ノースヨークシャー発電所(4GW)の石炭火力発電を終了(英国)

英国のエネルギー企業Drax社は、イングランド(英国)北部に位置する約4GWのノースヨークシャー発電所での石炭火力発電を終了することを正式に発表しました。ドラックス社と英国のナショナルグリッドが、2022年10月から2023年3月までの間、ドラックス社の残りの石炭火力ユニットを有事の際に利用できるようにすることで合意した冬季有事協定が終了したことを受け、同社は今後、敷地内から石炭関連のインフラを撤去する廃炉プロセスに着手します。

 

かつて西欧最大の石炭火力発電所であったノースヨークシャー発電所は、1974年に発電を開始し、6基の660MWユニット、内バイオマス焚き4基(2.6GW)と石炭焚き2基(1.3GW)、で構成されていました。バイオマス焚き4基も以前は石炭焚きでしたが、2010年代にバイオマスに転換されました。ドラックス・ノースヨークシャー発電所は、2022年に12.7TWhの電力を生産しました。

 

英国は2024年までに石炭火力発電を段階的に廃止する計画です。2021年末時点で、石炭火力は3.5GWで英国の設備容量の3.5%、7.4TWhで発電量の2.4%を占めています。