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エジプト、推定埋蔵量99bcmのガス田の発見を発表

エジプト石油省は、地中海東部のナルギス鉱区において、新たに埋蔵量が3.5 tcf(99 bcm)に至ると推定される大型の天然ガス田を発見したと発表しました。なお、正確な埋蔵量については現在評価中です。

 

ナルギス鉱区は、シナイ半島のアリシュ市沖に位置する深海鉱区です。米国シェブロン社がエジプトの石油会社タルワ・ペトロリアム社とともに権益を保有しているエジプト沖の4つの海上探鉱鉱区の一つです。

 

2015年にイタリアの石油・ガス会社Eniが発見した30tcf(850bcm)の巨大なゾールガス田に続き、地中海のエネルギーハブを目指すエジプトにとって、今回の新発見は安心材料となりそうです。2021年では、エジプトの天然ガス確認埋蔵量は2,209bcmに達し、79bcm以上を生産しています。同国は2021年に約12bcmのガスを輸出しました(2020年比58%増、2019年比約3倍増)。