カザフスタンとロシアは、カザフスタン初の原子力発電所の建設に関する協定に署名した。これには、同プロジェクトの資金調達を支援するための政府保証付き輸出信用供与の提供も含まれている(カズインフォーム通信、2026年5月28日)。カザフスタン原子力庁長官によると、VVER-1200型第3世代プラス原子炉(2.4GW)2基を特徴とするこのプロジェクトの総事業費は、約165億米ドルと見積もられている(ロイター通信、2026年5月28日)。現場での主要な建設工事は2027年に開始される見込みで、第1号機の運転開始は2034年に予定されている。
2026年4月、カザフスタンは「2050年までの原子力産業開発戦略」を採択した。このロードマップでは、2050年までに国内で少なくとも3基の原子力発電所が稼働する見通しであるとされている。第1号機の建設はすでに進行中であり、2026年1月に建設用地が承認された第2号機のプロジェクトも進展している。並行して、同国は第3の原子力プロジェクト候補として小型モジュール炉(SMR)技術の評価を行っている。電力需要の増加が見込まれることを踏まえ、当局は第4号機の建設可能性についても検討している(KEI、2026年4月21日)。
カザフスタンは、世界有数のウラン生産国として、その豊富な埋蔵量を最大限に活用する方針である。2024年の生産量は23.3千トンに達し、2025年には25.8千トンになると見込まれており、これは世界生産量の40%以上を占める。当社のデータによると、同国のウラン生産量は、2005年の4.3千トンから約6倍に増加している。
2050年までに、カザフスタンは電力の50%を、原子力や再生可能エネルギーを含む「代替エネルギー」で賄うことを目指している。2024年、同国の電力構成において石炭が61%(2010年比で20ポイント減)と依然として主要な電源であり、次いでガスが23%(14ポイント増)、水力が10%(横ばい)、風力や太陽光を含む再生可能エネルギーが6%(6ポイント増)となった(Enerdata Global Energy Research)。
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