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英国、発電事業者向けに任意参加型の固定価格契約を導入する方針

英国政府は、電気料金の高騰に対処する取り組みの一環として、現在差額決済契約(CfD)制度の対象外となっている電力生産者向けに、任意参加型の長期固定価格契約を導入する計画を発表した(政府プレスリリース、2026年4月21日)。

卸売差額契約(WCfD)の枠組みの下、既存の適格な再生可能エネルギー発電事業者には、先物卸売市場からの収益を放棄する見返りとして、発電量に対する固定価格を確保する選択肢が与えられる。この取り組みは今年後半に開始される見込みで、割当プロセスは2027年に予定されている。

政府によると、英国の再生可能エネルギー設備容量の約30%がWCfDの対象となる可能性がある。現在「再生可能エネルギー義務(Renewables Obligation)」制度の下で支援を受けている施設は、卸売市場からの収益を固定価格のCfDと交換する可能性が生まれる。エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)は、これらの措置により、ガス価格の急騰の影響を受ける電力の割合が減少するとともに、発電事業者に対し、変動の激しいガス価格に連動しない固定価格契約への移行を促す経済的インセンティブが提供されると述べた。

政府のプレスリリースによると、「英国では、2020年代初頭には電力価格の約90%がガス価格によって決定されていたが、現在では約60%にまで低下している。政府のクリーンエネルギー政策により、2030年までには卸売価格の約半数がガス価格によって決定されるようになると見込まれている」。

これと並行して、政府は、英国の電力事業者の超過利益に課される風fall税である「電力事業者課税(EGL)」を、ガス価格が高騰する期間中、45%から55%に引き上げる方針だ。これにより徴収される追加収入は、エネルギー危機時に一般家庭を支援するために充てられる見込みだ。2022年後半以降、電力生産者は、ウクライナ戦争を受けて導入されたEGLに基づき、75ポンド/MWh(86ユーロ/MWh)を超える価格で売電した場合、45%の税率を課されてきた。同戦争は欧州全域でガス価格の大幅な上昇を引き起こした(ガーディアン紙、2026年4月21日)。

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