ベトナムは、2030年までに設備容量を倍増し、158GW（2021年末時点では77GW）を突破することを目指す「第8次電力開発計画」を発表しました。2030年の設備容量の約19%は石炭火力発電によるものと予想されています（約30GW）。水力発電は2番目に主要なエネルギー源となり、ガス火力と陸上風力がそれに続きます。
また、ベトナムは、2022年12月のドラフト文書で示された7GWから、2030年の洋上風力発電容量目標を6GWに若干引き下げました。同国は現在、洋上風力発電の容量を保有していません。
また、同計画は2050年までのビジョンを示しており、ベトナムは総電力容量が490～573GWになると予想しています。この計画では、2050年までに石炭火力発電は使用されなくなることが確認されています。
第8次電力開発計画は、発電による温室効果ガス（GHG）排出量を2030年までに204～205MtCO2、2050年までに27～31Mtに削減するというベトナムの目標達成を支援し、2030年までにすべての世帯が電力にアクセスできるようにすることを目的としています。この計画は、2022年12月にJust Energy Transition Partnership（JETP）の下でベトナムに約束された155億米ドルのグリーン・トランジション資金を解除するためにも重要です。
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